毎年雑草の楽園になる庭のコーナーを今回は何とかしたい!でもイメージわかないんです。去年は野菜を植えましたがいまひとつ、花を植えてもあまり目につかない場所だし手入れを楽にしたいですー!
雑草楽園に負けないぞ!
全体のイメージがわかないまま気温が上がり雨もふって、雑草がズンズンのびています。スギナは放っておくと地下茎でどこまでも広がるのでともかく抜きます。根っこがちぎれて全部はとれないけれど気にせずとります。石がいっぱい埋まっているのでスコップがささりにくくときにはツルハシも使って掘りすすめます。
草取りは、やりだすとハマりますねー。なんか達成感なんか感じつつ頑張ります。暖かくなると小さな虫が目を狙ってまとわりつくので虫除けネットをかぶりましょう。
山登りのとき顔じゅう虫に刺されたことがあり用意したネットが活躍します。
土が見えていても下にはスギナの地下茎が隠れているので、コンクリートを打ったほうがいいんだろうなー。
同じ姿勢で長時間の草取りはヒザが痛くなるので、ちょっと休憩して全体のデザインをイメージしてみます。
レンガ色のセメント平板は一枚250円くらい、安くて使いやすいので並べることにします。直線パターン。
カーブを描く曲線パターン、こっちの感じがいいなー、なんだかイメージがはじめてふくらみました!少しずつ進めば見えてくるのだなー。引き続き雑草をもう少し抜いたらカーブの内側にコンクリートを打つことにします。🎵
土間コンクリートの準備をしよう!
雑草をだいたい取ったら、コンクリートを打つ深さまで土を掘ります。地味な作業が続きます。途中休憩しながらツルハシでほぐした土をスコップで横に移動します。
ここは寒冷地と言われる地域で冬場は氷点下10度位まで下がります。霜柱があちこちにでき、コンクリートも持ち上げられるので周囲を30センチほどの深さまで掘って下地を作るのがベストとのことなのですが、屋根をかけるつもりなので15センチ位で行きまーす!とにかく少しずつでも作業をこなしていくのですが今日はここまで、ふらふらです。また明日ー!
コンクリートの境界をカーブ状にするため薄いベニヤで型を作ります。今回は2.5ミリの厚みのベニヤを用意、薄いのでカッターで簡単に切れます。
切る基準線を引いたけどずれてしまいました。意外とカッターでまっすぐ切るって難しいです。カッターの刃はすぐに切れが悪くなるので、一枚切ると新しくします。
端っこの高さを合わせるのにスコップで様子を見ながら掘っていきます。高さの基準に水糸をはり、15センチ幅にカットしたベニヤを置いてみると、いいじゃない!うまくコンクリートうてたらいいのですが、だいたいいけそうかなー。
水糸は移動がしやすいようにレンガに巻いて使っています。ベニヤは杭で固定するつもりだったんですが石が多くて断念、掘り出した石を置いて固定してそのままコンクリートに埋めこみます。
D IYはエコの宝箱!
コンクリートに入れるジャリの代わりに屋根のふきかえで出た瓦を使います。D IYで困ることのひとつが残材や廃棄物の処分なので、これを再利用しますよー、エコですねー!今は古い瓦を使ったリサイクルのコンクリート用骨材(ジャリのこと)なんてのも売ってるのでまさに時代にあったDIYです。
いよいよ本丸!セメントこね!
土が隠れるくらい瓦をしいたらモルタルの準備ですが、モルタルを手で混ぜるこれがなかなかの力しごとです。今回使うのはセメントに砂が入っている「ホームモルコン」という商品で水をいれて混ぜるだけの便利なもの。水は一袋に3リットルとなっていますがいきなり全部入れず混ぜながら少しずつ入れていきます。
今回使ったホームモルコンは22袋で合計440キロなのでホームセンターで軽トラックを借りて2回に分けて運びました。
雨や水がかかるとNG!この袋には運搬中に破裂しないため見えないくらいの小さな穴が開けられているので、中まで水が入ってセメントが固まってしまいます。
袋はちょっとしたカドですぐにヤブレます!重量が重いので「え?この小さなでっぱりで穴があくの?」というくらいすぐ破れます。引きずって動かすときは要注意です。
用意するのは①フネ(混ぜるための四角い入れ物)②ミニクワ③コテ各種④バケツとジョーロ⑤ヒシャク
作業する場所は周辺にかなり飛び散って汚れるので養生(汚れないようシートをかけたりすること)をしておきましょう。
セメントとの格闘注意点!
セメントは細かい粉塵が舞い上がります!袋から出すとき、水を入れるとき、混ぜ始めるとき、とにかくよく舞い散ります。セメントはアルカリが強いので目に入ったら大変ですし、素手でさわっても手が荒れます!そよ風が吹いているだけでも風下になると粉をあびるうえに、袋が20キロと重いのでコツをつかむまで気をつけて作業してください。重量があるので自分はマメに一輪車を使って運搬しています。
モルタルを楽しくする道具たちです!クローバー型のコテはしっかりしているのでモルタルをすくったり混ぜたりがやりやすく、一方の中塗コテは大きさ270ミリのサイズをチョイス、しなやかでモルタルをならすのがとってもスムーズにできます。このコテ塗り意外と楽しい作業なのです!ルンルン🎵
かがむ作業に一日のペースは1㎡も進みません。時間がたつといろが変わってしまいますが、でも確実に打てています。地道ながら成果が見えるのがDIYの醍醐味ですねー。ヒザが痛くなるのでマメにイスになるものを用意して座って作業しましょう。
一日たったら型枠にしていた板を外し、カドを面取りします。カドはとがったまま置いておくと後で欠けておかしなラインになるので注意が必要です。コンクリートで細かなかたちは難しいんです。プロの方は表面を磨いてツルツルにしてくれますが、自分はコテ跡がのこっても気にしません。
白くなっているところは水が多かったためセメントが浮き出てきたのかと思います。水が多いとなめらかでならしやすいけど分離しやすいんだなー。
失敗から学ぶ!水勾配
以前に土間を自分で打って失敗したのが、水が流れる方向をつけなかったこと!これはほんとうに大事!へこみがあると、そうじでみずをかけたり雨が降りこんだとき確実に水たまりになるんです!この水たまりは後からどうしようもないので、水を流したい向きに傾くよう勾配をつけましょう。コテでならしているとき「ちょっとここひくいかな?」とおもったところにモルタルを少しずつ追加で置いていくことが大切です!
まわりにモルタルやセメントの粉が飛び散るので、横に並べた平板ブロックは汚れないよう裏返しています。もしブロックなどにモルタルが飛んだら、すぐに水をかけてブラシでこすりましょう!きれいに落ちますよー。水とブラシは最後の道具の手入れにも必需品です。
だいぶん乾きました。雨が降りましたがもうくずれることもないでしょう、ところが!あちゃー、こんなの見つけてしまいました。
しっかり下までモルタルを流し込めなかったところの実体はこんな空洞にー!一方で気をつけてモルタルを入れた場所はきれいに下まで打てています。
さあ、次は土のところをきれいにするぞー!
土をかなり補充、これも今までに出た残土をりようします。他の場所に植えてあったハナミズキを移植し、足元にタイムを植え込みました。来春にピンクのじゅうたんになったらいいなー。
赤いセメントペイバーブロックをたいらになるようしたの土を加減し、ブロックの隙間に砂をギュギュッと詰め込みました。
かつての雑草ジャングルがウソのよう!うれしいー!モルタルの仕上げはあとから手を加えたのでムラになってしまいましたけどこれも勉強、DIYのモルタルは一発仕上げが大事と実感。
広めの場所は下に防草シートをしいてスギナの反撃を阻止しましょう!
スギナの反撃!?モグラも加勢!?いい加減にしろ!
隙間からやっつけたはずのスギナがグングン!こんな場所は抜きにくいったらありゃしませんー!おまけにスキマから砂と土が噴出!
ここ、モグラがいるんです。忘れていました。生半可な仕上げではダメなんですー。涙‥
土の部分をしっかり分けよう!
中途ハンパな仕上げではなく、土の部分とコンクリートの部分を明確に分けて、草取りの手間を必要最小限におさえる方針でいきます。
このラベンダーの花壇はちゃんと土止めをしましょう。
このラベンダーの花壇のまわりは蔓性のひどい雑草がはびこっているので、石のスキマもモルタルを詰めてガード!
急に大雨が降りました。
カンカン照りよりコンクリートにはいいらしいですが、雨とにらめっこでモルタルを打って行きます。U字構がモルタルの境界に意外とマッチ!重みもあるし、少し斜めって置くといい感じ。
夏日の照り返し軽減にレンガ色のブロックをあちこちに配置しました。作業は面倒だけど、真夏はホントに暑いからなー。
敷地境界の端は古い古い石積みです。ここも雑草生え放題のスキマをモルタルで埋めて、ついでに歩きやすいようたいらにできました!うれしいー!これまで草取り中につまづいたり危なかったのです。
自分が一回に打てるのは大体一平方メートルくらいなので、つぎはぎはやむを得ません。気にせず、梅雨の合間を使ってどんどん打っていきます。コロナ自粛期間を有効に、腱鞘炎悪化を覚悟で進めます。
つぎはぎだけど確実に雑草の面積は減っています。この段階で使ったモルコンは50袋を超えました。水たまりができないよう勾配に気をつけてまだまだ続けまーす!