ボロ小屋を山小屋にDIY!

サンルームと呼んでる洗濯ルームがかなり古くなり、あちこち痛んできました。思い切って山小屋風にDIYするどー!

痛みの目立つ小屋

このサンルームの出入り口は灯油タンクでふさがれているので出入りができません。じつはここから出入りをしたい事情が発生!

つばめさんがきた

玄関の照明器具の上につばめが巣を作って、自分が通ると毎回逃げるんです。なんか少しキズつくのですがまあ良し!気候もよくなり、ステイホームでガーデンDIYをするためにひんぱんに出入りするようになりました。この出入りにはき出し窓を使うのですが不便で、サンルームの勝手口もふさがれてしまっているのです。サンルームDIYで快適めざすぞー!

気が遠くなりそうな作業、ともかくはじめよう!

まず使っていなかった洗面台を出して、出入り口にするところの壁を開けてみます。

新たな出入り口はこちらに

中から邪魔なものをはずし、横に渡してある材木をノコギリでだいたいの幅でカット。後で合わせるので少し小さめに。波板は外から大きめのバールではずします。壁が開くとすごい解放感!かぜ通しもいいー!新鮮な景色が広がった!がぜんやる気が出ます。

扉を作る

扉は大きすぎず小さすぎず幅を50センチ位にしますが、扉の枠を先に作ってサイズ合わせに苦労したことがあるので、まず扉作ってしまいます。

これを使う

ちょうどいい合板がありました。ホームセンターでカットしてもらった合板の残りが約50センチ幅でバッチリ!12ミリの厚みで扉のベースになります。でも注意してください!雨に濡れてはいけません!なので内側に使います。

できるだけカットなどの加工をしなくていいよう材料を使うのがコツです!悩んだり考えていると時間があっという間に過ぎるので要注意!

これをベースに扉を作る

外側の材料は雨や紫外線にさらされるので杉板の荒材の樹液が濃く残って赤い芯の方を使います。これを並べてみるとビックリ、幅のサイズがちょうど6本でハマりました。たまにあるんですよねー、こういう奇跡!

多少のそりは気にしない

この杉板は欲しい時になかなか手に入れにくいので、ホームセンターで見かけたとき買っておいたものです。使いがってがいいので人気の材木です。

枠の角材は合板側からビスを打つので、こちら面は仮止めです。中には20ミリの断熱材、これも残り物のスタイロフォームを入れました。断熱材は自治体で通常の回収をしてくれないので極力使えるところに使います。杉板をつけたら合板をビス止めして両面できました!

扉に金物を先に付けます。なぜかいっぱい金物のストックがあるので使わねば。ホームセンターに行くといろいろ作ろうと思って買い込むんですが忘れて残るんですー。

開閉ハンドルとロック用金物
蝶番を2カ所つけた

蝶番はビス穴の真ん中に打たないとズレてしまうんですが、これが割とむずかしい。キリで先にガイド穴を開けるとうまくいきます。

扉をビスで固定していく

ビスは長さがちょうどいいものが使えるように、各サイズストックしています。大箱がお得ですがサイズが大きくなると場所を取るのが悩み所。

定規の高さ分上げておく
扉の長番を柱に止める

扉の枠は左側にツーバイ材を立てます。扉を固定するとき、下にスキマを確保しておきます。いいかんじにつきました!

金物に合わせて調整

反対側の枠は扉の金物に合うようにツーバイ材を立ててバッチリです。この金物はズレやすく何度も微調整、キリでガイド穴を開けてやっとスムーズにしまるようになりました。大きな山をひとつ越えたかんじ‥。ほっ‥。

ソリが出たが許容範囲
板ごとのソリ加減も違う

杉の荒材に限らず、材木はソリやネジれが一本ずつ違うので、ホームセンターで購入するときは確認して選ぶのが大事ですねー。

壁に作業は移った!

腰壁の下地にはタイベック

壁は下は腰壁、上はポリカーボネートでいきます!腰壁の下地には防水透湿シートのタイベックをはり、杉の荒材で仕上げます。タイベックは大型ホチキスのタッカーで止め、裏側の杉板を打つ場所にはビスを受ける材があるか確認しておきます。

杉板を止めるための材木を立てた
腰壁を打って行く

杉板は水平器で確認しながら固定していきます。カタチができて行くと楽しくなってくる!ビスは3.3の40の細めで打ちます。ビスの径が3.3ミリで長さが40ミリのサイズですが、杉板がやわらかいので強く打ちこみすぎないことが大事です。板の薄さもありすぐに割れてしまいます。ビスはたいらな場所で板に打っておいてから作業すると自分はやりやすいです。

たいらな場所で仮打ち

ポリカーボネートの板を使いますが強度の違う2種類のうち、丈夫な方を選びます。

丈夫な青い方を使う

このポリカーボネートは太陽や雨にも耐える耐候性が特徴で、光を通すので中が暗くなりません。リブ模様も透明とすりガラスの中間みたいでいいかんじです!

ポリカーボネートは使える材料!

ポリカーボネートの材料の中でもこの「ツインカーボ」という商品は使い方に注意があります。中が空洞になっているので縦方向の断面をテープで閉じないとゴミや虫が入ってしまいます。自分も省略して大失敗をしたことがあります。

キレイに貼るのは至難だが

断面の処理にはアルミテープなどを使いますが、美しく仕上げるのは熟練やコツが必要!しかし気にしないでねー。

これは古い波板

これがポリカーボネートだと、

ポリカーボネートと杉板

これで山小屋らしくなってきましたー!

思っていたより中が透けている印象です。

西陽がさす

また今日も日暮れまで頑張ってしまいました。続きは明日にまわしましょう。

とりあえずここまでできた

これでツバメが巣立つまでこの入り口を使うことになります。あとは屋根だなぁ。しばらく考えまーす。

残念な出来事、野生の厳しさをみた!

野生の厳しさを知る出来事が起こりました。

玄関と反対側の離れた場所で庭仕事をしていて一度戻って、と家の方を見るとツバメが何匹も大騒ぎして飛びかっている!なんだ?と見ると、大きなヘビが巣をぐるぐる巻きにしている!

「やめろー!なんてことするんだー!!」

そこにあった板で突つくと巣ごと落下、すぐに巣を確認すると、そこには羽毛が残るだけ。

ツバメはずっと「ヘビだ!へびだ!」と叫んで飛びまわる。

「ごめんよ〜!気づかなくて!なんてことだー!」自分もパニックになりました。

ヘビはデッキの下に隠れています!「逃がすものかー!」

つつかれ逃げようとするヘビの尾を踏んで逃がすまいと、こちらもパニクった頭でいろんなことをグルグル考えていると、童話のシーンがよぎりました。

「むかしむかし、大蛇に丸呑みにされた子供を、おばあさんが大蛇が眠っているすきにおなかを開けて助けた云々‥。」

「とにかく落ち着け」と自分に声をかけ、パニクった頭で考える。

実は自分は爬虫類や両生類がきらいではない。虹色のトカゲやアオガエルなんか大好きなんです。

ヘビの頭を殴って「なんてことすんだ!」という自分に、ヘビはグッと目を合わせて「なんだよ、仕方ないだろ。」と言っているよう。睨み合っているヘビと自分。

このヘビには見覚えがあり、2度ほど玄関まわりをうろついていました。もえぎ色とでもいうか、春のような色で珍しいなと感じたのです。そのときより確実に大きくなっています。まわりのカエルやトカゲが減るはずだとなぜか納得しました。

「ツバメよ、またもう一度チャレンジしてくれよ。」

少しパニクった状態から冷静に戻った自分は、近くに空の段ボール箱を発見。とにかくうちの近所から退去してもらおうと、この中に入れることにしました。

長靴でよかったです。足で踏んでいたしっぽを持って、箱に入れようとすると、柱に首を引っ掛けて抵抗します。すごい筋肉の力です。振りほどいて柱からはずすと今度は半分に折った自分のからだに巻きついて首をもたげてきます。尾っぽの先を持てば大丈夫と聞いていたのですが、長さ1メートル50、こやつなかなかのものです。

そしてこの近所から退去いただきました。

落ちた巣
この配置がNG
この日の夕焼け、空、泣く

翌日、ツバメのオスがまた来てメスを呼びますがメスは来ません。近所でほかにいい物件が見つかってほしいものです。

ところが!!また別のヘビが来てるじゃないですかー!野生の厳しさを垣間見ることになりました。このヘビも見覚えがあり、やはり大きくなっているようです。この方にも退去いただきます。

これが二匹めのヘビ。一匹目はパニクって撮影どころではありませんでした。

バケツ活躍
苦手な人見ないで

ふー。

「大変だったニャ」

昨日はもえぎのヘビのあと、一匹のサルがうちの庭をよこぎり、キジのペアが数メートル先からこちらを覗いていました。半月前にはキツネがスニーカーを庭の裏に置いていったし、田舎暮らしは刺激が強すぎ‥。

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